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DIC川村記念美術館コレクションは市場でどう受け止められたのか。クリスティーズの担当者に聞く【2/2ページ】

寄付や資金調達で左右されるコレクションの未来

──日本の美術館のコレクションの現状について、どのようにご覧になっていますか。近年、日本では資金不足や運営難がたびたび指摘されるいっぽうで、日本の美術館は1980〜90年代に優れた西洋近代美術を数多く収集してきました。現在の状況をどうとらえていますか。

タン じつはこの問題は、日本に限った話ではないと考えています。美術館を運営するには、継続的かつ莫大な資金が必要であり、そのためには長期的な資金調達の仕組みが不可欠です。