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読者が選ぶ2024年のベスト展覧会。トップは「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」【3/5ページ】

3位:「日本現代美術私観 高橋龍太郎コレクション」(東京都現代美術館)

 日本を代表する現代美術コレクション「高橋コレクション」の展覧会がベスト3にランクインした。

「日本現代美術私観 高橋龍太郎コレクション」展示風景より

 高橋コレクションは、精神科医・高橋龍太郎(1946〜)が1990年代半ばより本格的に収集を始めた日本の現代美術コレクション。草間彌生、合田佐和子を出発点として構成されたコレクションの総数は現在までに3500点を超え、質・量ともに日本の現代美術においてもっとも重要な個人コレクションのひとつだ。

 これまでも高橋コレクションの展覧会は開催されてきたが、「日本現代美術私観 高橋龍太郎コレクション」は、近代から90年代生まれの作家115組の作品が集結。日本現代美術の系譜をたどることができる構成になっており、高橋コレクション展の「決定版」とも言える充実の内容だった。

親子3世代で行ったが、アートとはほぼ無縁だった70台後半の母も未就学である息子もアラフォーの私も楽しんで観れたので、世代的な感性を超えた作品に触れられたのが良かった。広い会場を使った大型の作品もあり、とても楽しめました
私が現代アートにはまるキッカケとなった展覧会だから。
一日では足りないくらい、また見たい、何度も見にいきたい展示だった。診られる側の私なので、診る側の方のコレクションにはもともと興味があった。コレクションは、精神科医だからどうこうというような偏りはなく、現代のアートを網羅しているような作品群のボリュームで、圧倒された。
1990年代以降の現代アートの集大成という感じでしたが、個人1人のコレクションというのが驚異的。

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