アボリジナルアートの認知度をいかに高めるか? オーストラリアの美術館の事例から
オーストラリアのアボリジナルおよびトレス海峡諸島民美術(アボリジナルアート)を数多く収蔵しているシドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館。先住民芸術の普及や展示において重要な役割を担っている同館の事例から、その必要性や方法論を考察する。
オーストラリアのアボリジナルおよびトレス海峡諸島民美術(アボリジナルアート)を数多く収蔵しているシドニーのニュー・サウス・ウェールズ州立美術館。先住民芸術の普及や展示において重要な役割を担っている同館の事例から、その必要性や方法論を考察する。
表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京にヴォルフガング・ティルマンスのインスタレーション空間が出現した。フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションを国際的に紹介する「Hors-les-murs(壁を越えて)」の企画となる本展を、アーティストのミヤギフトシが体験した。
3月8日は国際女性デー。「国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性が達成してきた成果を認識する」この日に読みたい本を、3月8日にちなんで3つの切り口から8冊紹介する。
2023年、ドイツ・ヴァイマールに生まれた革新的な総合造形学校「バウハウス」は閉校から90年を迎えた。ナチスが奪い去った表現がいかにして今日まで続いてきたのか。閉校90年を契機に振り返るとともに、バウハウス思想の現在地点と、これからのあり様について考察する。
現在、東京都美術館で開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」。日本ではじつに約30年ぶりとなるエゴン・シーレの回顧展にあわせ、シーレの作品を楽しく鑑賞するヒントになるような10のエピソードをお届けしたい。
優れたアートスクールや世界的なアートコレクションを持つ美術館が存在するにもかかわらず、ロサンゼルスのアートシーンは半世紀以上にわたり困難な模索を続けてきた。2019年、初開催されたアートフェア「フリーズ・ロサンゼルス」を機にようやく全面的に開花することとなった同市のアートシーン。その発展と現状を、ロサンゼルス在住のアートジャーナリストであるCheyenne Assilが考察する。
撤去から一転、保存へと方針が転換されたファーレ立川にある岡﨑乾二郎の作品《Mount Ida ─イーデーの山(少年パリスはまだ羊飼いをしている)》(1994)。美術評論家連盟による保存の要望書を起草したひとりである東京大学教授の加治屋健司が、この問題を振り返る。
「with コロナ」の時代において、大型展の予約制(定員抑制)を取り入れてる美術館・博物館は入場料収入も落ち込んでいる。こうした状況のなか、ミュージアムを支援できる方法をまとめた(本稿は2021年5月22日掲載記事の再編集版です)。
アート小説はミステリーやサスペンスだけではない。文芸小説にも優れた作品が多く存在する。そこで今回は、クラシックな海外文学から時代小説、青春小説まで幅広く10作品をまとめて紹介。
2023年に公開される数多の映画から、アート・カルチャーの視点でとくに注目したい作品をピックアップ。公開日順に紹介する。
2023年に開館あるいはリニューアルオープンを迎える美術館・ギャラリーなどのアート施設のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届けする。
2023年に海外の美術館で開催される展覧会のなかから、編集部がとくに注目したい10件を会期順に紹介する。
コロナ対策が徐々に緩和されるなか、2023年も多くの芸術祭が開催予定だ。今回はそのなかから注目の芸術祭10つを厳選。なお最新情報や感染症対策については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。
2023年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。編集部がとくに注目したい展覧会を開幕日順に紹介する。
2022年のウェブ版「美術手帖」で、もっとも読まれた記事を紹介。人気の記事で今年を振り返ってみてはいかがだろうか。
インバウンドの再開などコロナ対策が緩和され、「with コロナ」が日常となった2022年。前年同様、多くの展覧会が日時指定予約制を導入(または推奨)するなか、今年の入場者数はどのような結果となったのか? 首都圏の大型展を中心に、その動向を振り返る。
美術手帖では、2022年に開催された展覧会のなかからもっとも印象に残ったものをアンケート形式で募集。約200件の結果を集計し、寄せられたコメントとともに結果を発表する。
今年3月から続いている円安。それが国内のアートマーケットにどのような影響をもたらしたのか。また、業界はどのように乗り越えるのか。関係者に取材した。
森美術館の「六本木クロッシング」から東京都現代美術館の「ディオール展」、東京国立近代美術館の「大竹伸朗展」まで。年末年始も見ることのできる展覧会を首都圏を中心にピックアップ。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。
ロシアによるウクライナ侵攻がもたらした影響から環境活動家による相次ぐ作品攻撃まで、美術手帖で取り上げたニュースをもとに、2022年のアートシーンを振り返る。