領域を超えていく、その革新性はどこに? 『美術手帖』2025年1月号は、「現代の陶芸」特集
『美術手帖』2025年1月号「現代の陶芸」特集が12月6日に発売される。現代陶芸が持つ豊かな可能性を6名のアーティストへの取材を通じて紹介するとともに、戦後の前衛陶芸家集団・走泥社などから続く「日本の現代陶芸史」や注目したい現代の陶芸作家15名を掲載。アーティスト・インタビューには、広島市現代美術館で個展を開催中(〜2025年1月5日)のティンティン・ウリアを取り上げている。
『美術手帖』2025年1月号「現代の陶芸」特集が12月6日に発売される。現代陶芸が持つ豊かな可能性を6名のアーティストへの取材を通じて紹介するとともに、戦後の前衛陶芸家集団・走泥社などから続く「日本の現代陶芸史」や注目したい現代の陶芸作家15名を掲載。アーティスト・インタビューには、広島市現代美術館で個展を開催中(〜2025年1月5日)のティンティン・ウリアを取り上げている。
美術家・玉山拓郎の大規模個展「玉山拓郎: FLOOR」が愛知・豊田市の豊田市美術館で開催される。会期は2025年1月18日〜5月18日。
第77回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年10月号では、田口かおりによる『改訂 保存修復の技法と思想 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』と『絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界』を取り上げる。普段目にする機会の少ない保存修復の専門書と、その世界をわかりやすく解説したこの2冊を、平諭一郎が評する。
SOMPO美術館では、18世紀に「ヴェドゥータ」の第一人者として活躍したカナレットに焦点をあてた日本初の展覧会「カナレットとヴェネチアの輝き」展が開催中。カナレットはいかにヴェネチアのイメージをつくりあげたのか?
世界が注目するブラック・アーティスト、シアスター・ゲイツの日本初個展「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」が、9月1日まで東京の森美術館で開催された。陶芸、建築、音楽で日本文化と黒人文化の新しいハイブリッドを描き出したゲイツの実践について、美術史を専門とする関貴尚が考察する。
世界の現代アート界でもっとも重要な賞のひとつ、ターナー賞。12月3日に今年度の受賞者の発表が行われ、4人の候補者のなかからジャスリーン・コアーが選ばれた。
石田徹也が1996年に制作した絵画《ベルトコンベヤーの男たち》が、12月3日に香港のボナムズで行われた現代美術オークションにおいて約1001万香港ドル(約1億9300万円)で落札。石田のオークション記録を更新した。
ヴェネチア・ビエンナーレ、アフリカ出身のキュレーターであるコヨ・クオを第61回国際美術展のアートディレクターに任命した。これにより、コヨ・クオは同ビエンナーレ史上初のアフリカ系女性アートディレクターとなる。
村上隆が率いるカイカイキキが、独自のふるさと納税プラットフォーム「カイカイキキふるさと納税」をリリースした。
12月11日、フィリップスがルーシー・リーの作品に特化したシングルオーナーデザインセールを開催する。1950年代から1980年代にかけて制作された70点以上のルーシー・リーの陶芸作品が出品され、アジアの重要なコレクションから選ばれた珠玉の逸品が一堂に集まる。
第76回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年10月号では、生熊源一による『ロシア宇宙芸術 宇宙イメージからみるロシア美術史』を取り上げる。19世紀後半から20世紀のロシアに存在した思想潮流「宇宙主義」を、同時代の芸術家たちはどのように自身の表現に昇華していったのか。美術批評・中島水緖が現代の視点から評する。
第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、銀獅子賞を受賞した映画『ブルータリスト』が、2025年2月21日に公開される。
作家の今西泰赳が中心となり今年初開催された工芸作家らによる令和6年能登半島地震の被災者支援のためのチャリティーオークション。その第2回が行われる。
写真に特化した世界有数のアートフェア、パリ・フォトの2024年版が11月7日から10日まで、パリで開催された。その中で新たに注目されたのが、エリゼ賞(Prix Elysée)の展示だ。エリゼ写真美術館の館長ナタリー・エルシュドルファーとアワードにノミネートされたアーティストたちへの独占インタビューを通じ、世界最大規模を誇る写真のアワードが生まれた背景やその狙い、そしてアーティストたちのキャリアや創作活動に与える影響について考察する。
12月2日、広島県大竹市にオープンした下瀬美術館(設計:坂茂)が、ユネスコにおける建築の最優秀賞「ベルサイユ賞」を受賞した。
年末年始も見ることのできる展覧会を首都圏を中心にピックアップ。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。
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大阪中之島美術館で開催された「没後30年 木下佳通代」展を清水穣が評する。木下佳通代の制作スタイルの変遷やその再評価、そして同展から見えてくる現代美術シーンの今後の在り方との関連も考察していく。
川端龍子と高橋龍太郎コレクションのコラボによる特別展「ファンタジーの力」が、12月7日から大田区立龍子記念館で開催される。草間彌生や奈良美智をはじめとする現代アートの巨匠たちの作品と川端の日本画が共鳴する機会となる。
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