EXHIBITIONS

森村泰昌 × 桐竹勘十郎 二人展「お手を拝借!! 」

2021.11.19 - 2022.04.24

森村泰昌 左から《北野常富・考5(アレ夕立に/栖鳳風に)》《北野常富・考3(百選会/ロマン・ド・ラ・ローゼ)》(いずれ2011) ©︎ morimura at museum

桐竹勘十郎 人形インスタレーション(酒屋のお園) 2021 ©︎ morimura at museum

 森村泰昌と桐竹勘十郎による2人展「お手を拝借!! 」が大阪のモリムラ@ミュージアム(M@M)で開催。伝統芸能「人形浄瑠璃文楽」の人形遣いである桐竹勘十郎と、美術家・森村泰昌による初のコラボレーションが公開される。

 森村は、様々な名画や歴史上の人物に自ら扮し、セルフポートレイト作品として発表を続けてきた。その対象は老若男女、 洋の東西を問わず、制作現場では森村の身体はまるで人形のように変幻自在となる。対して桐竹勘十郎は、中身が空洞の人形を、まるで血の通った人間のように操る。文楽人形は、2人の人形遣いがぴたりと息をあわせることで初めて、ひとりの人物として動き出す。

 伝統芸能と現代美術という、一見するとかけ離れた領域を担う2人。拠点とする大阪の地で巡り会い、本展において創意に満ちた初共演「人間浄瑠璃」を披露する。

 森村は、M@Mで初めて、日本美術がテーマの作品を一堂に展示。「大阪」と「芸能」をキーワードに大阪画壇を牽引した北野恒富の美人画から、 歌舞伎役者を描いた東洲斎写楽の浮世絵まで、 森村ならではの和をしつらえる。いっぽう勘十郎の文楽人形については、舞台を飛び出して名場面を「人形インスタレーション」で再現展示する。

 そして「人間浄瑠璃」プロジェクトは2022年早春に公演を、大阪中之島美術館内のホールで開催予定。森村が文楽人形に成りかわり、勘十郎が遣う実験的表現になるとしている。詳細は決まり次第、M@Mのウェブサイトや公式SNSにて告知される。

 さらに展覧会では、創作公演に向けて勘十郎自ら制作した「モリムラの手」や、25年間で200枚以上を描いた「観劇記念スタンプ」原画など「作り手勘十郎」の側面も紹介する。