EXHIBITIONS

日常のあわい

2021.04.29 - 09.26

下道基行 ははのふた 2012 作家蔵

岩崎貴宏 アウト・オブ・ディスオーダー(コニーアイランド) 2012 個人蔵 © Takahiro Iwasaki Courtesy of ANOMALY

青木陵子+伊藤存「変化する自由分子のWORKSHOP」展(ワタリウム美術館、東京、2020)より

小山田徹 + 小山田香月 お父ちゃん弁当 2017 作家蔵

小森はるか+瀬尾夏美 みえる世界がちいさくなった 2020 撮影=リョウイチ・カワジリ 提供=札幌文化芸術交流センター SCARTS

髙田安規子・政子 A Ladder(Ruler I)  2019 作家蔵 撮影=長塚秀人

竹村京 修復された T.家の電球 ヨコハマトリエンナーレ 2020、パフォーマンス風景 撮影=小林由喜伸 Courtesy of Taka Ishii Gallery

 金沢21世紀美術館では、「日常」と「非日常」のあわいにある「現在」を見つめる展覧会「日常のあわい」を開催する。参加アーティストは、青木陵子+伊藤存、岩崎貴宏、小森はるか+瀬尾夏美、小山田徹+小山田香月、下道基行、髙田安規子・政子、竹村京の7組。

 2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行は人々の生活を一変させた。日本は、地震や台風などの自然災害も多く、いつ日常が脅かされるかもしれない不安や緊張と隣り合わせで過ごしてきた人も多いだろう。

 本展は、私たちが意識せざるをえなくなった「日常」について、いま一度見つめ直すもの。意識しないと見過ごしてしまう生活のなかのささやかな創造行為に着目した作品や、突然の喪失や災害に向き合う心の機微をとらえた作品、そしてかたちを変えて続いていく日常をあらわにする作品を介して、日常と非日常のあわいにある「現在」を浮かび上がらせる。
 
 参加する7組11名は大小様々な展示室を使い、一部屋一作家・ユニットごとに展示を構成。大都市だけでなく、国内の様々な地域を拠点としており、日々の暮らしと創作行為が密接につながっている作家たちが、個々の日常や誰にでも起こる、しかし見過ごしがちな出来事を、写真や映像、彫刻、ドローイング、刺繍、絵や言葉などの多様なメディアで表現する。

 また本展のためにコロナ禍で制作された新作を展示。若手から中堅、ベテランまで、異なる作家同士のゆるやかなつながりも見どころとなる。