EXHIBITIONS
内藤礼 うつしあう創造
自然の要素を取り入れた空間作品を手がけてきた美術家・内藤礼。その過去最大規模となる個展が金沢21世紀美術館で開催される。
内藤は1961年広島県生まれ。85年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。91年に佐賀町エキジビット・スペースで発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、97年には第47回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館で同作品を発表。以降、一貫して「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに制作を行い、空間と対話しながら、自然の要素や繊細なモチーフを組み合わせ、またキャンバス上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を表現してきた。
本展では、これまで自然の内にあるものに気づき、受け取ることで作品をつくり続けてきた内藤が、初めて「創造」と向き合い、新たな挑戦を試みる。
金沢21世紀美術館の大小様々な展示室や光庭、通路を含めた約2000平方メートルの展示スペースを会場に、大スケールな空間作品を展示。「創造」は人が自らを主体であると認め、人になろうとする行為だと言う内藤は、本展を通じて、見る人がとらえる「創造」が「うつしあう」ところに生まれる生気や慈悲を育む。
美術館は日中の天候や時間によって変化する自然光に満たされ、夕刻になると明かりが灯る。訪れる季節、天候、時間帯によって異なる表情を楽しむことができる展覧会。
内藤は1961年広島県生まれ。85年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。91年に佐賀町エキジビット・スペースで発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、97年には第47回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館で同作品を発表。以降、一貫して「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに制作を行い、空間と対話しながら、自然の要素や繊細なモチーフを組み合わせ、またキャンバス上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を表現してきた。
本展では、これまで自然の内にあるものに気づき、受け取ることで作品をつくり続けてきた内藤が、初めて「創造」と向き合い、新たな挑戦を試みる。
金沢21世紀美術館の大小様々な展示室や光庭、通路を含めた約2000平方メートルの展示スペースを会場に、大スケールな空間作品を展示。「創造」は人が自らを主体であると認め、人になろうとする行為だと言う内藤は、本展を通じて、見る人がとらえる「創造」が「うつしあう」ところに生まれる生気や慈悲を育む。
美術館は日中の天候や時間によって変化する自然光に満たされ、夕刻になると明かりが灯る。訪れる季節、天候、時間帯によって異なる表情を楽しむことができる展覧会。