EXHIBITIONS

五箇伝の名刀から名家伝世の印籠まで

サムライ・ダンディズム

刀と印籠 ─ 武士のこだわり

東京富士美術館|04.01 - 06.29

柴田是真 百華香籠蒔絵印籠  弘化4(1847)年 個人蔵

古満寛哉(初代) 十二支蒔絵印籠 江戸時代(19世紀) 東京藝術大学蔵

刀 銘 和泉守藤原兼定作(之定) 美濃 室町時代中後期 東京富士美術館蔵

 千有余年の伝統を持つ世界に誇る日本独自の美「日本刀」。2018年に京都国立博物館で開催された大規模な刀剣展「京のかたな」が話題を集めるなど、世代を超えた日本美術・文化への関心の高まりを背景に、日本刀への注目が集まっている。

 元来、武器として実用品であった刀は、同時に古来から鑑賞・収集の対象としても珍重され伝承されてきたという希有な歴史を持つ美術品。そして刀と同様に、当初は実用品として江戸時代初期までに誕生したとされる印籠も、比較的早い段階から愛玩・贈答品として、主に名家・名工によって発展を遂げ、江戸時代を通じた武家文化の象徴的なアイテムとなった。現代では、歴史ドラマなどの影響もあり、広く知られているいっぽう、その詳細を説明できる人は少ない。

 本展では、日本刀20振と印籠235点に、刀装などをを加えた総数約300点を一堂に展示。武士が愛で、大切にした刀と印籠の美と匠の技を展覧し、知られざる印籠の魅力をその発達の歴史をたどりながら紹介する。