EXHIBITIONS
国宝の殿堂 藤田美術館展
曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき
国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵する大阪の藤田美術館。明治期に活躍した実業家・藤田傳三郎(ふじた・でんざぶろう)と息子の平太郎、徳次郎の3人によって収集された美術工芸品を公開するため、1954年に開館した。 約2千件におよぶ同館のコレクションは、茶道具、水墨画、墨蹟、能装束、絵巻、仏像、仏画、経典、仏教工芸、考古資料など多岐にわたり、その中には奈良にゆかりのある仏教美術が数多く含まれている。
本展では、2022年春のリニューアルオープンを控える藤田美術館の名品を、奈良国立博物館 新館の全展示室を使って紹介する大規模展覧会。世界に3碗しか存在しないと言われる国宝《曜変天目茶碗》をはじめ、《玄奘三蔵絵》《両部大経感得図》《仏功徳蒔絵経箱》などの仏教美術を中心に、館外初公開を含む多彩なコレクションが一堂に会す。また、近代以降散逸の危機にあった文化財を収集し、国宝の殿堂と呼ぶにふさわしいコレクションを築いた藤田一家の功績にも焦点を当てる。
なお《曜変天目茶碗》は、東京の静嘉堂文庫美術館の「日本刀の華 備前刀」展(4月13日~6月2日)、滋賀のMIHO MUSEUM「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)」展(3月21日~5月19日)でも展示予定。
本展では、2022年春のリニューアルオープンを控える藤田美術館の名品を、奈良国立博物館 新館の全展示室を使って紹介する大規模展覧会。世界に3碗しか存在しないと言われる国宝《曜変天目茶碗》をはじめ、《玄奘三蔵絵》《両部大経感得図》《仏功徳蒔絵経箱》などの仏教美術を中心に、館外初公開を含む多彩なコレクションが一堂に会す。また、近代以降散逸の危機にあった文化財を収集し、国宝の殿堂と呼ぶにふさわしいコレクションを築いた藤田一家の功績にも焦点を当てる。
なお《曜変天目茶碗》は、東京の静嘉堂文庫美術館の「日本刀の華 備前刀」展(4月13日~6月2日)、滋賀のMIHO MUSEUM「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)」展(3月21日~5月19日)でも展示予定。