EXHIBITIONS
大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)
慶長11(1606)年の大徳寺龍光院開創以来、400年にわたって大切に守られてきた国宝《曜変天目》《密庵墨蹟》や、重要文化財《柿・栗図》《油滴天目》など、寺伝の名宝が初めて一挙公開される。
龍寶山(りゅうほうざん)大徳寺は、嘉暦元年(1326)大燈国師・宗峰妙超によって京都・紫野に開かれた臨済禅の大本山。その塔頭のひとつ、龍光院は、黒田長政が父・黒田孝高(如水、官兵衛)の菩提を弔うため、龍光院二世の江月宗玩を実質的な開祖として建立された。当時の龍光院は、高松宮好仁親王、小堀遠州、松花堂昭乗ら一流の文化人が集う寛永文化の発信地であり、長い年月を経て、いまに開祖の教えを伝えている。
本展は、一般の拝観を受けつけず、これまで目に触れる機会がほとんどなかった龍光院の至宝の全容を初めて明らかにする歴史的な展覧会となる。また通常、龍光院で行われる学びの会や坐禅の会などが、展覧会の会期中に限りMIHO MUSEUMに場所を移して開催される。(※一部展示替えあり)
なお今春、国宝《曜変天目茶碗》三碗は本展覧会、東京の静嘉堂文庫美術館の「日本刀の華 備前刀」展(4月13日~6月2日)、奈良国立博物館の「国宝の殿堂 藤田美術館展」(4月13日~6月9日)でそれぞれ展示される。
龍寶山(りゅうほうざん)大徳寺は、嘉暦元年(1326)大燈国師・宗峰妙超によって京都・紫野に開かれた臨済禅の大本山。その塔頭のひとつ、龍光院は、黒田長政が父・黒田孝高(如水、官兵衛)の菩提を弔うため、龍光院二世の江月宗玩を実質的な開祖として建立された。当時の龍光院は、高松宮好仁親王、小堀遠州、松花堂昭乗ら一流の文化人が集う寛永文化の発信地であり、長い年月を経て、いまに開祖の教えを伝えている。
本展は、一般の拝観を受けつけず、これまで目に触れる機会がほとんどなかった龍光院の至宝の全容を初めて明らかにする歴史的な展覧会となる。また通常、龍光院で行われる学びの会や坐禅の会などが、展覧会の会期中に限りMIHO MUSEUMに場所を移して開催される。(※一部展示替えあり)
なお今春、国宝《曜変天目茶碗》三碗は本展覧会、東京の静嘉堂文庫美術館の「日本刀の華 備前刀」展(4月13日~6月2日)、奈良国立博物館の「国宝の殿堂 藤田美術館展」(4月13日~6月9日)でそれぞれ展示される。