EXHIBITIONS

特別展

蘆雪生動 ―南紀 無量寺への旅―

和歌山県立博物館
2026.08.11 - 09.23
 和歌山市の和歌山県立博物館で、特別展「蘆雪生動 ―南紀 無量寺への旅―」が開催されている。会期は9月23日まで。

 江戸時代に活躍した京都の画家・長沢蘆雪(1754~99)。円山応挙(1733〜95)の高弟として高い技術を身につけ、ユーモアあふれる表現で知られる。近年は、その独創的な障壁画が改めて注目を集めている。

 本展は、改修工事を迎える和歌山県串本町・無量寺の収蔵庫から同館が預かった障壁画を中心に、蘆雪と師・円山応挙による作品を紹介する展覧会だ。

 無量寺の障壁画全55面をはじめ、成就寺、草堂寺、南紀の旅の最後に立ち寄った高山寺、帰京後に奈良薬師寺で描かれた障壁画を一堂に展示。5つの寺院に伝わる応挙・蘆雪師弟の障壁画が集結し、無量寺の障壁画全画面が寺外で公開されるのは国内初、薬師寺の障壁画が和歌山で公開されるのは2000年以来25年ぶりとなっている。

 また、成就寺所蔵の蘆雪筆《林和靖図》《花鳥群狗図》《唐獅子図》も展示され、《花鳥群狗図》《唐獅子図》は修理後初公開となる。重要文化財25件を含む、前後期あわせて総数180点の障壁画を通して、蘆雪が南紀で残した壮大な障壁画の世界を見ることができる。