EXHIBITIONS

幸せになりたい! ー祈りの絵画ー

2026.07.18 - 09.06
 京都市の福田美術館で「幸せになりたい! ー祈りの絵画ー」が開催されている。会期は9月6日まで。

 人は文字を持たなかった時代から、絵に自分自身や身近な人の幸福、あるいは国などの安寧への祈りを込めてきた。本展では、祈りをテーマに、絵を描き、絵を観ることを通して託されてきた多様な祈りに注目する。

 第1章では、仏の姿や物語を描いた仏画を取り上げる。横山大観や菱田春草による釈迦の生涯を描いた仏伝図をはじめ、入江波光や村上華岳による近代の仏画を公開。入江の代表作《臨界の村》を特別に展示している。

 第2章では、長寿や繁栄などの願いを込めた吉祥画を見ることができる。七福神や松竹梅、「一富士、二鷹、三茄子」などの吉祥のモチーフを取り上げ、その意味を紹介。また、鏑木清方《十二ヶ月貼交屏風》を初公開している。

 第3章では、「描くことは、誠実に生きたいと願う心の祈り」と語った東山魁夷に注目。戦後の体験を経て、風景を自身の内面を映す鏡として捉え、心の平安への祈りを込めて描いた作品を、魁夷自身の文章とともに紹介する。