EXHIBITIONS

小松浩子展 繁殖模倣変換器|書物

2026.07.11 - 08.02
 MEMで「小松浩子展 繁殖模倣変換器|書物」が開催されている。会期は8月2日まで。

 小松浩子は1969年神奈川県生まれ。写真家。膨大な枚数の印画紙、ロール紙、映像などで空間を埋め尽くすインスタレーションで知られる。2009年の初個展以降、国内外で多数の展覧会を開催。制度的現場から距離を置き、10年には1年限定で自主ギャラリー「ブロイラースペース」を運営し、連続的な個展を通して作品スタイルの基盤を築いた。第43回木村伊兵衛写真賞、第33回「写真の会」賞を受賞している。

 本展では、《繁殖模倣変換器》関連の写真プリントを展示。《繁殖模倣変換器》は、部屋の壁面や床に構成・配置される工業地帯を写した約1200枚の写真プリントと、床に投影される映像などによって構成されるミクストメディア・インスタレーションだ。今回の展示では、そのなかから選抜した24点の額装写真を見ることができる。

 同インスタレーションは、ヒカリエホールで同時期開催の「まなざしの奇跡:日本女性写真家の冒険」で展示されている。多数の写真と映像に囲まれる空間を回遊する体験と、額装した写真に対面する体験という、異なる写真体験を両会場で紹介する。

 あわせて、MEMでは、小松が継続して取り組んでいる書物をテーマにした立体作品も展観している。