EXHIBITIONS

諏訪未知「PANTALOON」

2026.05.23 - 06.27

"PANTALOON" (2026) on-demand print on paper, digital photograph 72.8 x 51.5 cm based on an illustration by Maurice Sand

 KAYOKOYUKIで、諏訪未知による個展「PANTALOON」が開催されている。

 諏訪未知は1980年神奈川県生まれ、在住。多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業後、2005年に同大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了した。

 諏訪は、身の回りで起こる現象や自身の身体感覚に根ざし、人々が当然のものとして受け入れている世界の成り立ちに小さな亀裂を見出すような作品を制作してきた。正方形の画面に抑制された色面と幾何学的な図を配置し、重力や遠近感といった前提をわずかに揺るがせる表現を展開している。

 本展では、身体と構造との関係をめぐる思考の装置として位置づけられた「PANTALOON」をテーマに、身体の習慣や構造との関係を問い直す。展示室では、身体と構造の不均衡を図像としてのズボンではなく、絵画が成立する条件そのものへと展開した作品を紹介。正方形のフォーマットや細い縞模様と放物線との交錯、画面からわずかにせり出した板、床との距離や位置関係などを要素として用い、絵画がどのように支えられ、その場にとどまっているのかを問い直す。

 また今回の展示は、gallery21yo-jで開催されている「pantaloon」と緩やかに連関している。絵画を完成された像として提示するのではなく、その成立を支える事物との関係に着目した作品群を通して、身体と構造の関係を探る。