EXHIBITIONS

パウロ・モンテイロ「近くのものを積んで動く車 – A Car Load of Close Things」

小山登美夫ギャラリー京橋
2025.11.29 - 12.27

Untitled 2025 oil on linen 21.0 × 15.2 cm ©︎Paulo Monteiro

 小山登美夫ギャラリー京橋で、パウロ・モンテイロによる個展「近くのものを積んで動く車 - A Car Load of Close Things」が開催されている。

 パウロ・モンテイロ(1961〜)は、ペインティング、ドローイング、彫刻を鮮やかな色彩で制作するブラジルのアーティスト。2008年にはサンパウロ州立美術館で大回顧展が開催され、14年にはニューヨーク近代美術館に作品が所蔵されるなど世界各国で活動を展開している。

 本展は、3年ぶり3度目の個展であり、MISAKO & ROSENとの同時開催となっている。ペインティングや立体作品に加え、新作として木片を用いた小さな彫刻作品群や近年制作したガッシュ画を展示している。

 モンテイロは、個展タイトル「A Car Load of Close Things」について、近くにあるものを考えたこと、新作が小さく間近で見ることを前提としていること、車という構造について考えたことを述べた。また、新作群が色彩と体積、特定の空間に関連していることや、色彩を用いて距離と近接の関係を探求していることを語っている。