EXHIBITIONS
河口龍夫「未来人の落書」
SNOW Contemporaryで、河口龍夫による個展「未来人の落書」が開催されている。
河口龍夫は1940年兵庫県生まれ。エネルギー、時間、生命、宇宙などの要素を主題に、それらの関係性を扱う制作を行ってきた。植物や水、空気などの自然素材に金属を組み合わせ、加熱や腐食といった工程を取り入れるなど、独自の表現方法を展開。60年代より作品を発表し、グループ「位」の結成(1965)、国内外の主要展覧会への参加、「関係−種子」シリーズ(1982〜)の開始など、長年にわたり幅広く活動している。
本展は、同廊で10回目の個展となるものであり、「未来人の落書」シリーズを紹介する展覧会である。同シリーズの起点は、河口の息子が1歳児であった1973年に遡り、画用紙に描かれた線を「落書」と名付けたことに端を発する。以降、河口は1歳児による線の描画をトレースし、問いを重ねながら制作を続けてきた。2010年には初孫が1歳児となったことで探究が再び始まり、二世代にわたる制作が継続している。
本展では、平面作品8点と立体作品1点を展示。また、河口龍夫、椹木野衣、渡部葉子による書き下ろしテキストを収録した図録を販売している。
河口龍夫は1940年兵庫県生まれ。エネルギー、時間、生命、宇宙などの要素を主題に、それらの関係性を扱う制作を行ってきた。植物や水、空気などの自然素材に金属を組み合わせ、加熱や腐食といった工程を取り入れるなど、独自の表現方法を展開。60年代より作品を発表し、グループ「位」の結成(1965)、国内外の主要展覧会への参加、「関係−種子」シリーズ(1982〜)の開始など、長年にわたり幅広く活動している。
本展は、同廊で10回目の個展となるものであり、「未来人の落書」シリーズを紹介する展覧会である。同シリーズの起点は、河口の息子が1歳児であった1973年に遡り、画用紙に描かれた線を「落書」と名付けたことに端を発する。以降、河口は1歳児による線の描画をトレースし、問いを重ねながら制作を続けてきた。2010年には初孫が1歳児となったことで探究が再び始まり、二世代にわたる制作が継続している。
本展では、平面作品8点と立体作品1点を展示。また、河口龍夫、椹木野衣、渡部葉子による書き下ろしテキストを収録した図録を販売している。

