EXHIBITIONS

​森本凌司「​揺らぐ痕跡」

AIR motomoto
2025.11.09 - 2026.02.02

森本凌司

 AIR motomotoで、​森本凌司による個展「揺らぐ痕跡」が開催されている。

 森本凌司は1994年高知県生まれ。2019年にバース・スパ大学テキスタイルデザイン学科を卒業。物事の多義性や関係性に関心を持ち、糸や布、写真を主に用いた作品を制作している。

 クリエイティブ・ディレクターの小池一子は次のように述べている。

 「時間、身辺の環境、記憶などが写真のある布と針によってたぐり寄せられる。時空を刺す、といえばいいのだろうか。写真をベースに一枚の布の両面で祖母と自分の時間が交錯する大きな平面作品をまず見ていた私の前に現れたもうひとつの作品。それが『エコー』と名付けられた本である。層をなすイメージに私は圧倒された。こういう作品との出会いがアートフェアならではの楽しみ。本を左から見るか右から開くか(東西文化の差)、その単純な行為にもアーティスト魂は突撃する。若くなきゃこんなに無垢に世界を捉えられない。森本くん、Stay hungry. Stay foolish. (Steve Jobs) 」(3331 ART FAIR 2022より)。