タムラサトル　開放的な接点　発電所にて電力を浪費する

　入善町 下山芸術の森 発電所美術館で「タムラサトル　開放的な接点　発電所にて電力を浪費する」が開催されている。

　タムラサトルは1972年栃木県生まれ。1995年に筑波大学芸術専門学群総合造形を卒業。まわるワニや後退するクマ、チェーンや歯車で構成された動き続ける文字や図形の機械仕掛けの作品、白熱電球を使ったインスタレーションなどを国内外で発表してきた。回転や移動といった物理的動作と電気的接点のオン／オフを組み合わせた作品を展開している。

　本展では、開館30周年を迎える発電所美術館で、白熱電球を使用したシリーズの最新作が現地制作で展示。天井から垂らされた電源ケーブルが振り子のように揺れ、床に敷き詰められた鉄板と接触して通電し、ケーブル先端の白熱電球が点滅するインスタレーションが紹介される。