EXHIBITIONS
第4回 PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ 2025 サテライト企画
小野耕石展
アートゾーン神楽岡で、第4回PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ2025のサテライト企画として、小野耕石による個展が開催されている。
小野耕石は1979年岡山県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程(版画研究室)を修了。学生時代に蛾の鱗粉や苔などから発想を得て、視覚的よりも触覚的な作品を目指し、絵具と版表現の持つ可能性を探る。現在は、行為・点・時間などを制作時のテーマとしている。
本展に際して、小野は次のように述べている。
「僕が京都版画トリエンナーレに参加したのが2016年でした。このときに出品した作品が『Hundred Layers of Colors』シリーズです。この作品を制作するときには、インクを刷り重ねながら絵画的な感覚を使用することを意識していました。2019年から制作を始めた『Looprint』シリーズでは、作品は何をもって完成となるのかというテーマを『ただ四角い色面を刷る』行為に絞り、そのー何かーをあぶり出そうとした試みです。その後『次点(D.K.D.K.D.S.d.)』シリーズでは、僕の表現が扱っているのは『点』であることに注目し、絵画的な面にたどり着くわけではない、点の次の可能性を『線』以外に発見することを意識しています。作品をつくるという行為のなかで、自分自身の自作に対する解釈の移り変わりも見えてくればよいかなと思っています。そのほかにも行為自体の物体化を実現した『NEW ENLIGHTENMENT』。頭蓋骨を支持体に、制作時のアイデアを次の作品に反映し転がしていく『Inducer』シリーズなども出品します」(展覧会ウェブサイトより)。
小野耕石は1979年岡山県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程(版画研究室)を修了。学生時代に蛾の鱗粉や苔などから発想を得て、視覚的よりも触覚的な作品を目指し、絵具と版表現の持つ可能性を探る。現在は、行為・点・時間などを制作時のテーマとしている。
本展に際して、小野は次のように述べている。
「僕が京都版画トリエンナーレに参加したのが2016年でした。このときに出品した作品が『Hundred Layers of Colors』シリーズです。この作品を制作するときには、インクを刷り重ねながら絵画的な感覚を使用することを意識していました。2019年から制作を始めた『Looprint』シリーズでは、作品は何をもって完成となるのかというテーマを『ただ四角い色面を刷る』行為に絞り、そのー何かーをあぶり出そうとした試みです。その後『次点(D.K.D.K.D.S.d.)』シリーズでは、僕の表現が扱っているのは『点』であることに注目し、絵画的な面にたどり着くわけではない、点の次の可能性を『線』以外に発見することを意識しています。作品をつくるという行為のなかで、自分自身の自作に対する解釈の移り変わりも見えてくればよいかなと思っています。そのほかにも行為自体の物体化を実現した『NEW ENLIGHTENMENT』。頭蓋骨を支持体に、制作時のアイデアを次の作品に反映し転がしていく『Inducer』シリーズなども出品します」(展覧会ウェブサイトより)。