EXHIBITIONS

雨宮庸介|まだ溶けてないほうの原稿展

 オン・サンデーズ&ライトシード・ギャラリーで「雨宮庸介|まだ溶けてないほうの原稿展」が開催される。

 雨宮庸介は1975年茨城県生まれ。2013年に、アムステルダムのサンドベルグインステテュートにて修士課程を修了する。その後ベルリンに拠点を移し10年ほど拠点にしていた欧州から22年に帰国、現在山梨県在住。ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作する。

 今回展示されるおよそ40点のドローイングは、雨宮の作品制作のイメージを生成するために必要不可欠な存在と言えるもの。本展では、溶けた林檎の彫刻作品《Apple》や、今回のワタリウム美術館での展示のために制作されたVR作品などが生まれる契機と、それらが視覚的な形象へと至るイメージの発展のプロセスを描きとめた作品を紹介する。