EXHIBITIONS
ハシグチリンタロウ「しるしの黎明 -dawn of sign- 」
京都 蔦屋書店で、ハシグチリンタロウによる個展「しるしの黎明 -dawn of sign- 」が開催されている。
書家/WLIGHTERのハシグチリンタロウは、「書くこととはいったい何なのか」を追求、思索しながら創作活動を続けている。近年は「なぜ人は記すのか」という、書を根本から問い続ける作業のなかで生まれた「WRITE(書く)」と「LIGHT(灯す)」を組みあわせた造語「WLIGHTE(ウライト)」をテーマにしたシリーズを発表。
本展では、「文字」が生まれる前の、かつて情報の伝達に使われていた「記号」や、言葉の起源を探ろうと試みた作品群を展示。メインヴィジュアル「telephonix」(テレフォニックス)は、「空気を伝う音声が文字として視覚的な形を持ち、遥かな時空を流転して読まれることで再び音声として蘇ることの不思議さ」から着想した造語である。それを黒い文字の生き物が飛び出すかのようにタオルで大胆に描いた大作となる。アルファベット一字いちじが生物であり、文字の生態は、それらが結びつくことで成り立っていると考えるハシグチの世界観がその筆跡から見出される。
そのほか、現代の文字が1000年後の未来にどのように伝わるのかを空想しながら制作した「謎の本」の断片や、その本に登場する謎のキャラクター「MADDRUNKER」(マッドドランカー)、ハシグチがかつて作業場として借りていたパチンコ屋でひらめいた文字の起源を空想したシリーズ「tama SEE Nation」(無数の玉を見る=玉・SEE=タマシー=魂への飛躍)などを展示している。
書家/WLIGHTERのハシグチリンタロウは、「書くこととはいったい何なのか」を追求、思索しながら創作活動を続けている。近年は「なぜ人は記すのか」という、書を根本から問い続ける作業のなかで生まれた「WRITE(書く)」と「LIGHT(灯す)」を組みあわせた造語「WLIGHTE(ウライト)」をテーマにしたシリーズを発表。
本展では、「文字」が生まれる前の、かつて情報の伝達に使われていた「記号」や、言葉の起源を探ろうと試みた作品群を展示。メインヴィジュアル「telephonix」(テレフォニックス)は、「空気を伝う音声が文字として視覚的な形を持ち、遥かな時空を流転して読まれることで再び音声として蘇ることの不思議さ」から着想した造語である。それを黒い文字の生き物が飛び出すかのようにタオルで大胆に描いた大作となる。アルファベット一字いちじが生物であり、文字の生態は、それらが結びつくことで成り立っていると考えるハシグチの世界観がその筆跡から見出される。
そのほか、現代の文字が1000年後の未来にどのように伝わるのかを空想しながら制作した「謎の本」の断片や、その本に登場する謎のキャラクター「MADDRUNKER」(マッドドランカー)、ハシグチがかつて作業場として借りていたパチンコ屋でひらめいた文字の起源を空想したシリーズ「tama SEE Nation」(無数の玉を見る=玉・SEE=タマシー=魂への飛躍)などを展示している。