EXHIBITIONS
篠原猛史「超臨界点」
GALLERY TOMOで、篠原猛史による個展「超臨界点」が開催されている。
篠原猛史は京都市生まれ。1981年にNYのプラット・インスティテュートのドローイング専攻を卒業。その後はベルギーを中心に、カナダ、ガーナ、フランス、北欧など様々な国々を拠点としながらその芸術を磨き上げてきた。はじめに渡ったニューヨークではヨーゼフ・ボイスの薫陶を受けその社会彫刻の概念を参照し、また親交のあったキース・へリングとは互いの作品を交換するなど知己を得て、1980年代よりその名が知られ始めた。2000年代に入ってから現在は日本国内に拠点を移し、現在は東京大学の講師としても活動している。
篠原の作品は、自然の絶えざる循環と人間の営為によるその関係性といった、現実的な問題について表現したものだ。
ここ数年間、「臨界」というテーマで制作を重ねてきた篠原。フィボナッチ数列のように、これまで生み出したイメージを着実に重ね、限界のそのさらに先を目指しながら放物線を描いている。今回の作品群は、スウェーデン、ベルギー、ニューヨークなどこれまで過ごした様々な地域の水を用いて絵具を溶いて制作。内と外、雨の中で制作をしながら、それらを持ち帰り室内で水性及び油性の絵具で仕上げている。
また今年は、近作を収録した新たな作品集『IMAGE OF MERKMAL』を刊行。こちらはオンラインとともに本展においても販売している。
篠原猛史は京都市生まれ。1981年にNYのプラット・インスティテュートのドローイング専攻を卒業。その後はベルギーを中心に、カナダ、ガーナ、フランス、北欧など様々な国々を拠点としながらその芸術を磨き上げてきた。はじめに渡ったニューヨークではヨーゼフ・ボイスの薫陶を受けその社会彫刻の概念を参照し、また親交のあったキース・へリングとは互いの作品を交換するなど知己を得て、1980年代よりその名が知られ始めた。2000年代に入ってから現在は日本国内に拠点を移し、現在は東京大学の講師としても活動している。
篠原の作品は、自然の絶えざる循環と人間の営為によるその関係性といった、現実的な問題について表現したものだ。
ここ数年間、「臨界」というテーマで制作を重ねてきた篠原。フィボナッチ数列のように、これまで生み出したイメージを着実に重ね、限界のそのさらに先を目指しながら放物線を描いている。今回の作品群は、スウェーデン、ベルギー、ニューヨークなどこれまで過ごした様々な地域の水を用いて絵具を溶いて制作。内と外、雨の中で制作をしながら、それらを持ち帰り室内で水性及び油性の絵具で仕上げている。
また今年は、近作を収録した新たな作品集『IMAGE OF MERKMAL』を刊行。こちらはオンラインとともに本展においても販売している。