EXHIBITIONS
GRAPHGATE企画展 逸見祥希 写真展「光さす杜の声を聴く」
キヤノンギャラリーSで、GRAPHGATE企画展として逸見祥希による写真展「光さす杜の声を聴く」が開催されている。
本展は、2023年にキヤノンMJが開催した第1回写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」において、グランプリを受賞した写真家・逸見祥希による作品展である。
逸見の地元である青森県六戸町では太陽光発電施設が設置されるようになり、逸見は再生可能エネルギーの活用に対する理解と、いっぽうでそれをきっかけに土地が失われていくことへのやるせなさの相反する感情を抱え、どう向きあっていくかを考えていた。そこで逸見は、太陽光発電に対する自分の気持ちを記録するため、人と太陽光パネルが共棲する風景を撮影するようになり、現在は日照時間が日本一長いとされ、発電施設も設置されている山梨県北杜市をフィールドに研究を続けている。逸見の作品は、写真作品としての美しさだけでなく、その地が抱える課題や社会問題も写したという点で評価された。
本展では、北杜市に太陽光パネルが設置されている景観を写した作品9点と、太陽光パネルを真上からとらえた作品35点を、地理座標をイメージした配置で展示。自身が写真を撮影する意味や作品を発信することに伴う責任感を抱えながら研究を続けていることをイメージしたラボ空間、そして逸見が写した風景を通して、いまこの地球で起こっていることや写真になにができるのかを観者に語りかける。
なお、展示作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF PRO-4000」でプリントし、展示されている。
本展は、2023年にキヤノンMJが開催した第1回写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」において、グランプリを受賞した写真家・逸見祥希による作品展である。
逸見の地元である青森県六戸町では太陽光発電施設が設置されるようになり、逸見は再生可能エネルギーの活用に対する理解と、いっぽうでそれをきっかけに土地が失われていくことへのやるせなさの相反する感情を抱え、どう向きあっていくかを考えていた。そこで逸見は、太陽光発電に対する自分の気持ちを記録するため、人と太陽光パネルが共棲する風景を撮影するようになり、現在は日照時間が日本一長いとされ、発電施設も設置されている山梨県北杜市をフィールドに研究を続けている。逸見の作品は、写真作品としての美しさだけでなく、その地が抱える課題や社会問題も写したという点で評価された。
本展では、北杜市に太陽光パネルが設置されている景観を写した作品9点と、太陽光パネルを真上からとらえた作品35点を、地理座標をイメージした配置で展示。自身が写真を撮影する意味や作品を発信することに伴う責任感を抱えながら研究を続けていることをイメージしたラボ空間、そして逸見が写した風景を通して、いまこの地球で起こっていることや写真になにができるのかを観者に語りかける。
なお、展示作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF PRO-4000」でプリントし、展示されている。