EXHIBITIONS

佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)

2024.11.02 - 12.22
 佐倉市立美術館で「佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)」が開催されている。

 佐倉藩士の子として生まれ、近代日本洋画壇を代表する作家として知られる浅井忠(1856~1907)。その弟子で親戚関係でもある洋画家に都鳥英喜(1873~1943)、倉田白羊(1881~1938)がいる。晩年の浅井は京都に移り住み、都鳥とともに後進の指導にあたるいっぽう、京都の図案家と陶芸家による研究団体「遊陶園」、漆芸家との「京漆園」を結成するなど図案の改革にも力を注いだ。

 本展では、浅井とその周辺の作家たちの作品とともに、重要無形文化財保持者(人間国宝)となった工芸家の香取正彦(1899~1988)、堀柳女(1897~1984)など、郷土ゆかりの作家たちの作品を中心に紹介する。