米山由夏　モノクローム

　ギャラリー・アートアンリミテッドで「米山由夏　モノクローム」が開催されている。

　本展では、建築空間や日常の事物を赤い油彩で描くことで知られるアーティスト・米山由夏が木炭で描いたモノクロームの世界を展覧。

　本展に際して、東京藝術大学美術学部油画科教授で画家の齋藤芽生は次のように述べている。

「赤い空間構成の絵画を特徴とする米山由夏。今回は珍しく無彩色の木炭素描のみを展示する。日常の死角にある光景の絶妙な解釈、無駄を省いた形態の整理。このうえなく装飾的要素を排した美しい黒の階調によって逆により一層、光景のドラマ性は増している。感覚と理性を同時並行で駆使する彼女の原点を、観者は深く体験できるはずだ」（展覧会ウェブサイトより）。

　なお、本展は六本木アートナイト（9月27日〜9月29日）にあわせ、イベントも開催される。