EXHIBITIONS
特別展
レスコヴィッチコレクションの摺物 ―パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭―
大和文華館で、特別展「レスコヴィッチコレクションの摺物 ―パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭―」が開催されている。
江戸時代の版画のうち、販売用ではない、特別な注文によって制作された作品が摺物(すりもの)だ。摺物は、江戸では浮世絵師によっておもに描かれ、数十、数百部しかつくられなかったため、伝存するものが少なく、展示されることも多くはない。しかし、特注品であるため、金銀や雲母を使った豪華なもの、彫摺に手間をかけたもの、特殊なテーマのもの、注文者の私的な事情や趣向がうかがえるものなど、売品にはない魅力をもつものも少なくない。
本展は、パリ在住のジョルジュ・レスコヴィッチの数百点に及ぶ摺物コレクションから、269点を選んで、前期・後期に分けて展示するもの。展示品の大半は、全盛期ともいえる19世紀前半の江戸の摺物で、北斎やその門人の北渓・岳亭をはじめ、俊満・広重・英泉・国貞などの稀品を並べ、摺物文化のエッセンスを提示。
本展は、あべのハルカス美術館で同時期(7月6日~9月1日)に開催される「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重―摺の極―」の連携展だ。
江戸時代の版画のうち、販売用ではない、特別な注文によって制作された作品が摺物(すりもの)だ。摺物は、江戸では浮世絵師によっておもに描かれ、数十、数百部しかつくられなかったため、伝存するものが少なく、展示されることも多くはない。しかし、特注品であるため、金銀や雲母を使った豪華なもの、彫摺に手間をかけたもの、特殊なテーマのもの、注文者の私的な事情や趣向がうかがえるものなど、売品にはない魅力をもつものも少なくない。
本展は、パリ在住のジョルジュ・レスコヴィッチの数百点に及ぶ摺物コレクションから、269点を選んで、前期・後期に分けて展示するもの。展示品の大半は、全盛期ともいえる19世紀前半の江戸の摺物で、北斎やその門人の北渓・岳亭をはじめ、俊満・広重・英泉・国貞などの稀品を並べ、摺物文化のエッセンスを提示。
本展は、あべのハルカス美術館で同時期(7月6日~9月1日)に開催される「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重―摺の極―」の連携展だ。