EXHIBITIONS
奥天昌樹「カットバック」
Gallery TOH で、奥天昌樹による個展「カットバック」が開催されている。
本展に寄せて、奥天昌樹は次のように述べている。
「絵画においてプロセスとは積層を意味し、観者は注意深く積層を観ていく際に作者がミニマルに置いてきた絵の具の一手一手を追体験していくことになる。積層には私が作品と向きあってきた時間が刻まれており、そこに可逆と不可逆を作品としての最終的な見え方に落とし込めないか考えている。重ねると取り除く、プラスとマイナスの作業は画面のなかで工程の時間軸を行き来きすることを可能にする。『なぜこの色を置いたのか?』『この形は画面のなかでどう活きているのか』。その感じ方は人それぞれで適否はないのかもしれないが、画面のなかの多くのやり取りのなか、差し引きをし、私がそこにあってほしい本当に必要なものだけが残っているはずだ。作品の印象は観者によって日々移り変わっていくもので、作品を紐解いていくうえで新たに気づくこともあり、作品への認識は咀嚼的な鑑賞によって成長を続ける」(展覧会ウェブサイトより)。
本展に寄せて、奥天昌樹は次のように述べている。
「絵画においてプロセスとは積層を意味し、観者は注意深く積層を観ていく際に作者がミニマルに置いてきた絵の具の一手一手を追体験していくことになる。積層には私が作品と向きあってきた時間が刻まれており、そこに可逆と不可逆を作品としての最終的な見え方に落とし込めないか考えている。重ねると取り除く、プラスとマイナスの作業は画面のなかで工程の時間軸を行き来きすることを可能にする。『なぜこの色を置いたのか?』『この形は画面のなかでどう活きているのか』。その感じ方は人それぞれで適否はないのかもしれないが、画面のなかの多くのやり取りのなか、差し引きをし、私がそこにあってほしい本当に必要なものだけが残っているはずだ。作品の印象は観者によって日々移り変わっていくもので、作品を紐解いていくうえで新たに気づくこともあり、作品への認識は咀嚼的な鑑賞によって成長を続ける」(展覧会ウェブサイトより)。