Temporary Contemporary Photography

　YOD Galleryで、写真をベースとする4名のアーティストによる展覧会「Temporary Contemporary Photography」が開催されている。

　勝又公仁彦、鈴木崇、田中和人、多和田有希は、所与のビジュアル・フィールドをたんに複製するものという写真に対するとらえ方を撹乱させることを試みるアーティストだ。

　彼らはカメラが映し取った表象を超え、写真というメディウムそのものすら射程に含めた表現を展開していく。そのようにして生まれた作品は現実と非現実のあわいで、写真術しかつくりえない新たな世界を垣間見せようとするだろう。