EXHIBITIONS
ミシオ「星座と / は違う / 手(サースカムスタンス)」
京都 蔦屋書店で、ミシオによる個展「星座と / は違う / 手(サースカムスタンス)」が開催されている。
ミシオは京都の美大への進学、中退を経たのち、「Reborn-Art Festival 2017」をきっかけにして開催拠点の宮城県石巻市に移住。約3年半にわたり創作活動を行った後、現在は生まれ故郷の京都へ制作拠点を移した。日常性に興味があるというミシオの制作の着想は、自身のルーツや境遇、故郷の歴史、その地での個人的な記憶などから得ているという。生き方が規定されることについてアプローチし、社会的輪郭を壁や窓に見立てて表現している。
本展では、新たな支持体として「クッションテーブル」を用い、"選択の余地がない状況"について表現。展示タイトルにあるサースカムスタンスとは、ミシオによる造語で「circumstance(状況、環境)」「scum(液面に浮く浮きカス、泡、あく、皮膜、汚れ)」を組みあわせ、近所の池に浮いている泡のような汚れを、選択の余地がない状況を表現する例えとして命題した。作品を生み出すごとに変化するミシオの現在に注目してほしい。
ミシオは京都の美大への進学、中退を経たのち、「Reborn-Art Festival 2017」をきっかけにして開催拠点の宮城県石巻市に移住。約3年半にわたり創作活動を行った後、現在は生まれ故郷の京都へ制作拠点を移した。日常性に興味があるというミシオの制作の着想は、自身のルーツや境遇、故郷の歴史、その地での個人的な記憶などから得ているという。生き方が規定されることについてアプローチし、社会的輪郭を壁や窓に見立てて表現している。
本展では、新たな支持体として「クッションテーブル」を用い、"選択の余地がない状況"について表現。展示タイトルにあるサースカムスタンスとは、ミシオによる造語で「circumstance(状況、環境)」「scum(液面に浮く浮きカス、泡、あく、皮膜、汚れ)」を組みあわせ、近所の池に浮いている泡のような汚れを、選択の余地がない状況を表現する例えとして命題した。作品を生み出すごとに変化するミシオの現在に注目してほしい。