EXHIBITIONS
遍在、不死、メタモルフォーゼ
京都市上鴨地区に位置する「瑞雲庵」で、エコロジーを思考する6名の日仏アーティストによる展覧会「遍在、不死、メタモルフォーゼ」が開催されている。
「わたしたち(あらゆる生きもの)は同じ一つの生であり続けている」(E.Coccia)。このフレーズは、『植物の生の哲学』(2019)で知られるイタリア人哲学者エマヌエーレ・コッチャの言葉だ。人類の活動が地球全体へ深刻な影響を及ぼす「人新世」において、私たちはいかに人間中心主義を乗り越えられるのか。非人間存在を思いやり、地球環境に配慮するとはいかなることか。
「メタモルフォーゼ」(métamorphosés, 変身 / 変態)が可能にするのは「共感」だ。あらゆる生は「メタモルフォーゼ」でつながれる。すべての私たちは異種混淆であり、過去・未来と地球上全体に拡がっている。「メタモルフォーゼ」はそれゆえ遍在であり不死である。
本展では、「伝統と革新」を象徴する野心的空間・瑞雲庵において、世代・表現領域の異なる6名の日仏アーティストが、アートを通じてエコロジーを問う。
出展作家は、ジャン=ルイ・ボワシエ、フロリアン・ガデン、クワクボリョウタ、石橋友也、入江早耶、古市牧子。
「わたしたち(あらゆる生きもの)は同じ一つの生であり続けている」(E.Coccia)。このフレーズは、『植物の生の哲学』(2019)で知られるイタリア人哲学者エマヌエーレ・コッチャの言葉だ。人類の活動が地球全体へ深刻な影響を及ぼす「人新世」において、私たちはいかに人間中心主義を乗り越えられるのか。非人間存在を思いやり、地球環境に配慮するとはいかなることか。
「メタモルフォーゼ」(métamorphosés, 変身 / 変態)が可能にするのは「共感」だ。あらゆる生は「メタモルフォーゼ」でつながれる。すべての私たちは異種混淆であり、過去・未来と地球上全体に拡がっている。「メタモルフォーゼ」はそれゆえ遍在であり不死である。
本展では、「伝統と革新」を象徴する野心的空間・瑞雲庵において、世代・表現領域の異なる6名の日仏アーティストが、アートを通じてエコロジーを問う。
出展作家は、ジャン=ルイ・ボワシエ、フロリアン・ガデン、クワクボリョウタ、石橋友也、入江早耶、古市牧子。