EXHIBITIONS

蓮井元彦「つづいてゆくものの中で」

GALLERY KTO 原宿
2024.04.20 - 05.14

蓮井元彦 つづいてゆくものの中で No. 57 2024 999 × 750 mm ピグメントプリント

 GALLERY KTO 原宿で、蓮井元彦による個展「つづいてゆくものの中で」が開催される。

 蓮井元彦は1983年山形県生まれ、東京都出身。写真家。2003年に渡英し、Central Saint Martins Art and Design にてファウンデーションコースを履修したのち、London College of Communication にて写真を専攻。卒業後、2007年に帰国。以降、東京を拠点に活動する。2013年、4年間の日常生活を記録したスナップ写真からなる写真集『Personal Matters』をイギリスの出版社 Bemojake より出版する。

 その後、『Deep Blue – Serena Motola』などの私家版小冊子の発表を経て、2019年、続編の『Personal Matters Volume II』(Bemojake)を出版。2020年には写真集『for tomorrow』(Libro Arte)、2021年には『写真はこころ』(Printed Union)、2023年に『VIATOR SWELL』(Libro Arte)を出版。G20 大阪サミット 2019 では、京都・ 東福寺で行われたティーセレモニーに際し制作された図録の撮影を手がける。

 蓮井は本展に寄せて、次のように語っている。

「見慣れた景色を後に、関越トンネルを抜ける。そこでは雪は今日も降り続けていた。ふらふらと降る雪に歩幅をあわせながら歩く。外気の冷たさが肌を刺す。変わってゆくものと変わらないであろうものとの狭間を右往左往し、見知らぬ土地と懐かしい記憶とを結びつけるための何かを探していた。ここは私が想像した未来か。それとも、振り返ると当たり前に存在する過去か。知る由もなく、私は途方に暮れ、足元に広がる雪の白さに目が眩む」。(ウェブサイトより)