カンヴァスの同伴者たち　高橋龍太郎コレクション

　山形美術館で、企画展「カンヴァスの同伴者たち　高橋龍太郎コレクション」が開催されている。

　山形県鶴岡市に生まれた精神科医の高橋龍太郎は、1990年代より日本の若手作家を中心に現代美術のコレクションを本格的に開始。新たな作家の発掘や作品の再評価を精力的に行ない、3000点を超えるコレクションは、日本を代表する現代美術コレクションとして知られている。

　本展では、高橋のコレクションのルーツとなる作品をはじめ、2000年以降の社会を反映するように拡張しつづける日本の現代美術のいまを約70点で紹介。本展のタイトルには、アーティスト、コレクター、キュレーター、そしてすべての人がアートの同伴者であるという高橋の思いが込められている。