EXHIBITIONS
長谷川学「I, Pencil わたしは、鉛筆」
TEZUKAYAMA GALLERY Main Galleryで、長谷川学による個展「I, Pencil わたしは、鉛筆」が開催されている。
長谷川学は1973年東京都生まれ。2000年に多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻を卒業。凹凸のある対象物のうえに紙をのせ、表面を鉛筆で擦ることで輪郭を写し取る技法「フロッタージュ」を応用した平面と立体の両義性を持ち合わせた作品を制作している。
長谷川は幼少期の頃に上野の高架下で傷痍軍人に遭遇した体験から「なぜ悲惨な戦争をしたのか」と物心がつく頃から疑問を抱くようになる。過去にあった大戦の歴史、いまも遠く離れた国で続く戦争は、幼い頃の長谷川にとって漠然とした死に対する恐怖感と確かな現実味を帯びたものに映り、決して黙殺できない対象として脳裏に強く焼き付いた。
同廊で約9年ぶりの個展となる本展では、過去から現在まで世界各国の軍で正式に採用されている銃、手榴弾、ナイフ、刀、銃弾をモチーフとした新品のほか、平安時代末期が起源とされている印仏から着想を得たドローイング作品を発表している。
長谷川学は1973年東京都生まれ。2000年に多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻を卒業。凹凸のある対象物のうえに紙をのせ、表面を鉛筆で擦ることで輪郭を写し取る技法「フロッタージュ」を応用した平面と立体の両義性を持ち合わせた作品を制作している。
長谷川は幼少期の頃に上野の高架下で傷痍軍人に遭遇した体験から「なぜ悲惨な戦争をしたのか」と物心がつく頃から疑問を抱くようになる。過去にあった大戦の歴史、いまも遠く離れた国で続く戦争は、幼い頃の長谷川にとって漠然とした死に対する恐怖感と確かな現実味を帯びたものに映り、決して黙殺できない対象として脳裏に強く焼き付いた。
同廊で約9年ぶりの個展となる本展では、過去から現在まで世界各国の軍で正式に採用されている銃、手榴弾、ナイフ、刀、銃弾をモチーフとした新品のほか、平安時代末期が起源とされている印仏から着想を得たドローイング作品を発表している。