EXHIBITIONS

川俣正/仙台インプログレス 報告展

会場風景

 せんだいメディアテークで「川俣正/仙台インプログレス 報告展」が開催されている。

 川俣正は1953年北海道生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、同大大学院博士課程満期退学。1982年のヴェネチア・ビエンナーレ以降、世界各国の国際展やグループ展に参加してきた。その作品は公共空間に材木を張り巡らせるなど大規模なものが多く、制作プロセスそのものも含め作品となっている。1984年には代官山のヒルサイドテラスの外壁と屋上に材木を張り巡らせるプロジェクト「工事中」を実施。その後、2017年に当時の様子を再構成した「『工事中』再開」(アートフロントギャラリー、東京)を行った。

 本展は、川俣とともに仙台市沿岸部で展開されている仙台インプログレスの報告展となっている。仙台市宮城野区岡田新浜地区でのこれまでの活動のほか、2023年度に新たに展開した若林区井土地区での展開について紹介している。