EXHIBITIONS

日本の巨大ロボット群像

ー巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現ー

2024.02.10 - 04.07

宇宙の戦士(1977) 加藤直之・宮武一貴 © スタジオぬえ   

 横須賀美術館で「日本の巨大ロボット群像 ー巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現ー」が開催されている。

『鉄人28号』(1963)をロボットアニメの嚆矢として、その後『マジンガーZ』(1972)の大ヒット、新風を吹き込んだ『機動戦士ガンダム』(1979)の影響下、現在に至るまで多数のロボットアニメが制作され、魅力的なロボットがデザインされてきた。

 日本独自ともいえる進化と広がりを見せてきたそのデザインの変遷には、空想上の荒唐無稽なロボットという存在に、映像的な「リアリティ」を与えるために、デザインや設定上での創意工夫が凝らされ、多くのファンを魅了し続けてきた。

 本展では、近年までのロボットアニメ約45タイトルを取り上げ、原画や豊富な資料等約200点により、そのデザインと映像表現の歴史を、それらのリアリティ形成において重要な役割を果たした設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証。そのうえで「巨大ロボットとは何か」を観者とともに考える。