EXHIBITIONS

KIMYŌNA UTSUKUSISA

2024.01.20 - 02.04

ヨシロットン SUN Monolith ©︎YOSHIROTTEN Photo Yushi Arimura

 The 5th Floorで、ヨシロットン(YOSHIROTTEN)、ジョナサン・ザワダ(Jonathan Zawada)、ラッセル・モーリス(Russell Maurice)による展覧会「KIMYŌNA UTSUKUSISA」が開催されている。

 ヨシロットンは国立競技場・大型駐車場や幕張新都心の市街地、「山梨国際芸術祭|八ヶ岳アート・エコロジー 2023」や故郷の鹿児島県などで展示が行われ、陸・海・空で展開された超大規模なものを含むインスタレーション群などを手がけた。23年には、自身のアート・プロジェクト「SUN」を発表。並行して欧米ラグジュアリーブランドや国内外のミュージシャンなどの為の仕事も行っている。

 ジョナサン・ザワダは、2018年にシドニー・オペラ・ハウスに投影する為のプロジェクションマッピング作品を発表し、昨年9月からは金沢21世紀美術館が主催する「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ展」にも参加中。また、Dua LipaやFlume、The Avalanchesなど国際的な音楽家たちにビジュアルを提供している。

 ラッセル・モーリスは90年代後期にロンドンで作家活動を開始し、現在は日本在住。おもにヨーロッパと東京で作品を発表し、2020年にはベルギー・ブルッセルのミレニアム・イコノクラスト美術館(Mima Museum)に作品が展示・収蔵された。また創設30周年となる自身の運営するファッションブランド「GASIUS」も手がけている。

 本展では、The 5th FloorとNozza Serviceとの共同キュレーション展だ。Nozza Serviceは、美術館から地下シーンまで、現代美術から商業芸術まで縦横無尽に多種多様なアート・サービスを提供している。本展覧会では、3人のアーティストのインスピレーションとなっている、自然のなかに見出される普遍的な「美」に焦点を当てた作品を紹介する。

 自然という言葉からは、色彩豊かで牧歌的な風景あるいは人の手では太刀打ちできない猛威といった、壮大なイメージが想起される。いっぽうで、現代にとっての自然には、人工的、さらにはデジタルなモノが含まれることは自明であり、そのような自然のあり方を否定できないのもまた事実だ。3人はそれぞれ、自身の関心やバックグランドー造形、テクノロジー、光/色彩ーを視座の中心に据えて作家活動を行っており、そしてそれは往々にして、美術やデザイン、カルチャーといった既存の枠組みを軽やかに横断する。本展では3人のアーティストの視覚/造形言語を通して、その背後にある(かもしれない)共通した美意識へと迫る。