ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室

　DIC川村記念美術館で 「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」が開催されている。

　画家、デザイナー、美術教師としても知られているジョセフ・アルバース（1888～1976）。本展では、その作品や授業風景、学生らの制作物を紹介し、アルバースの制作者、そして教師という両側面に迫る。

　アルバースが学びにおいて重要視したのは、 「目を開くこと（見ているものの特性をより深く追求する）」ことだ。全4章にわたり、アルバースの作品や学生の作品、関連資料など約100点を展示。それらを通じて、素材や色彩、造形への探究の変遷や新たな可能性として発見された事例の紹介をするなど、日本初の回顧展となっている。