EXHIBITIONS

辰野登恵子展 - Toeko Tatsuno Exhibition

2023.07.07 - 07.23

辰野登恵子 UNTITLED 95 -10 1995 キャンバス、油彩 65.0 × 53.0 cm

 ギャラリー石榴 松本で、辰野登恵子による個展が開催されている。

 辰野登恵子(1950〜2014)は長野県生まれ。東京藝術大学大学院油画専攻修了。1970年代前半からシルクスクリーンを用い、ドットやグリッド、罫線を用いたミニマルな作品群を発表してきた。1980年前後からは絵画制作に踏み出す。以降、豊潤な色彩と有機的形象による絵画作品を展開していった。1995年に東京国立近代美術館で個展を開催。2012年には国立新美術館にて写真家・柴田敏雄との2人展を開催している。2011〜12年のあいだは、パリの伝説的な版画工房 「IDEM」にて石版画を滞在制作した。

 本展は、ギャラリー石榴 南青山Roomとの同時開催。東京会場では1970〜80年代まで、長野会場では1990〜2010年代まで、それぞれの会場で時代ごとの稀少な初期ドローイングや版画のバリエーションを含む計30点の作品が公開されている。