EXHIBITIONS

大西みつぐ写真展「町の灯りを恋ふる頃」-WONDERLAND 1970s-

大西みつぐ 谷中 1973 ©Mitsugu Ohnishi

 アートギャラリーKKAGで、大西みつぐ写真展『「町の灯りを恋ふる頃」-WONDERLAND 1970s- 』が開催される。

 大西みつぐは1952年東京生まれ。下町や湾岸地区のニュータウンなどを中心に、そこに住む人々の生活をカラースナップ作品として数多く発表しており、デジタルカメラやウェブでの写真の発表など先進的な発表形式の先駆的存在と言われている。

 本展では、大西が写真家として活動する初期の70年代に制作された貴重なモノクロプリント約25点が展示される。大西は当時のことを「暮らしぶりをつぶさに連想させる街並みの消失、あるいは歳時記などへこだわりが薄れた」と回想している。大西の作品を通して、70年代の人と町が作り出す雰囲気が感じられるだろう。