村上生太郎 個展「HELLO」

　SkiiMa Galleryで、村上生太郎の関西で初となる個展「HELLO」が開催される。

　村上は東京都生まれ、東京を拠点に活動している。2020年に東京藝術大学大学院を卒業後、コロナ禍の影響もあり部屋の中の光景を描いた静物画を多く発表してきた。主な展覧会は、「BEAM-若手作家7人の競演-」（丸善丸の内本店、2021）、「Inner journey」（B-gallery、2021）など。そのほか20年に「第68回 東京藝術大学 卒業・修了作品展 メトロ文化財団賞」や「IAG AWARDS 2020 EXHIBITION B-gallery賞」を受賞しており、注目されている。

　学生時代に関心のあったデザインの影響もあり、村上は色鉛筆による色面を組み合わせて画面を構成する作品を制作している。

　本展では、静物画のほか今年から描き始めた風景画が初めて展示される。外へと意識が向くなかで、新しいことに挑戦しようとする村上の新作にも注目が集まる。