EXHIBITIONS

企画展 「吉村弘 風景の音 音の風景」

吉村弘 SOUND LETTER(1) 1988 ビーズ、印刷、紙
神奈川県立近代美術館蔵 撮影:久保良

吉村弘 「HOT BREATH 地下室にひそむ魚たちの熱い吐息 実験室とメディアの箱」でのサウンド・パフォーマンス(1977年9月10日)
個人蔵 撮影:安齊重男 ©Shigeo Anzaī

吉村弘 サウンド・スカルプチャー 1984 インク、紙
神奈川県立近代美術館蔵 撮影:久保良

吉村弘 トイピアノ 1973 外箱、トイピアノ、ロール楽譜
神奈川県立近代美術館蔵 撮影:上野則宏

 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で、企画展 「吉村弘 風景の音 音の風景」が開催されている。

 吉村弘は1940年生まれの作曲家。1970年代初めから環境音楽の先駆けとして活躍した。2003年の葉山館開館を機に吉村が作曲したサウンドロゴ 『Four Post Cards』は、現在も葉山館で朝夕に館内を流れ、来館者を惹きつけている。

 没後20年を記念する本展では、初期のコンクリートポエトリー、楽譜、写真、映像作品、サウンドオブジェ、モビールなどのほか、小杉武久や鈴木昭男とともに行ったパフォーマンスやサウンドインスタレーション、公共施設のための音楽など、吉村の多面的な活動を資料群によって紹介している。