EXHIBITIONS

櫻井充 写真展 「BP」

櫻井充 BP#006 出雲日御碕灯台 2021 / 2022
Edition 3 130 x 110 cm Epson inkjet print mounted on aluminum

 京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォールで、櫻井充 写真展 「BP」が開催されている。

 櫻井充は2003年に東京造形⼤学を卒業後、株式会社アマナを経て、11年にフォトグラファー兼レタッチャーとして独⽴。 「鉄」をアートワークのテーマとして15年以上にわたり撮影を続け、鉄の元素記号を冠したシリーズ 「Fe」では、IPA(International Photography Award)2019を受賞した。東京タワーや川崎⼯業地帯の鉄塔を被写体としたこの作品群は、ニューヨークほか世界各国で展⽰された。

 2022年に発表された 「BP」は、出雲⽇御碕灯台や⽝吠碕灯台など⽇本各地の灯台を被写体にしたシリーズ。コロナ禍のなか、⾃⾝を⾒つめ直す過程で⾃分の戻るべき場所=Base Point(基準点)を灯台に投影して制作を続け、本展ではシリーズから6点を展⽰している。

 KYOTOGRAPHIE 2023 京都国際写真祭で京都の街が盛り上がるこの期間に、京都岡崎蔦屋書店でもフォトグラファー・櫻井充の作品世界を堪能していただきたい。