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EXHIBITIONS

生誕110年 佐藤太清展 水の心象

2023.04.29 - 06.04

佐藤太清 暎 1969 ©Masako Sato 2023 /JAA2300061

 板橋区立美術館で「生誕110年 佐藤太清展 水の心象」が開催されている。

 太清は1913年京都府福知山市生まれ、33年に児玉希望を師事。47年、52年、66年に行われた日展で評価され、80年には日本芸術院委員会に、85年には日展理事長に就任した。88年には文化功労者として顕彰され、92年には文化勲章を受賞するなど、日本画家として国内で高く評価された。太清は自然から感受したイメージを独自に解釈し、詩情豊かな世界観からなる花鳥風景画を確立した。45年から晩年の2004年までの60年間を板橋区で過ごす。

 生誕110年を記念する本展では、太清が生涯にわたって多数描いた「水」に関する作品に着目し、約70年の画業における自然への眼差しやその表現が一望できる展覧会となっている。また初の試みとして、画室に遺された全絵具をサンプル化した1000色を超える色相図「太清の絵具棚より」が会場に設置されている。太清が調合した多彩なグレーにも注目してほしい。