Provoke,High beam,☆☆☆

　CON_で韓国・ソウル在住のアーティストAhn Taewon（アン・テウォン）とLee Hyunwoo（リ・ヒョヌ）の展覧会「Provoke,High beam,☆☆☆」が開催される。

　アン・テウォンは1993年生まれ。グラフィックプログラムで3Dモデルの表面に2次元の画像ファイルを貼り付けるテクスチャマッピングの手法に似たプロセスで、被写体のイメージを現実から歪め、エアブラシを使って平面または立体に貼り付けた作品を手がけている。

　リ・ヒョヌは1994年ソウル生まれ。環境が持つ影響力に焦点をあて、自然の原初的な力学、支配の論理、連鎖構造を意味すると同時に、物理的な力を加える主体が人間／自然の二分法ではなく、環境の生態的メカニズムに従った現象であることを示唆する作品を制作する。

　本展のタイトルである「Provoke,High beam,☆☆☆」は、2人の作家性である現実の世界と他世界（インターネット/常世）の交差から着想したもの。会場では、自然環境の対象化をコンセプトとするリ・ヒョヌの大型の彫刻作品をはじめ、インターネット上のミームが現実の世界に組み込まれたような不自然さをコンセプトに愛猫をモチーフとしたアン・テウォンの平面作品や立体作品が展示される。