EXHIBITIONS
大巻伸嗣ー地平線のゆくえ
弘前れんが倉庫美術館で、東北地⽅初となる⼤巻伸嗣の個展 「大巻伸嗣ー地平線のゆくえ」が開催されている。
⼤巻は1971年岐⾩県⽣まれ。神奈川県在住。 「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開している。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である⾝体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧でとらえどころのない 「存在」に迫るための⾝体的時空間の創出を試みている作家だ。
主な個展に 「存在のざわめき」(関渡美術館、台湾 / 台北、2020)、 「まなざしのゆくえ」(ちひろ美術館・東京、2018)、 「存在の証明」(彫刻の森美術館、神奈川、2012年)などがある。あいちトリエンナーレ(愛知、2016)、⼤地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟、2014〜)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(オーストラリア / ブリスベン、2009)、横浜トリエンナーレ(神奈川、2008)などの国際展にも多数参加。
これまで、アジアやヨーロッパなど、世界各地でその⼟地の⾵⼟や記憶を反映させた作品を発表してきた大巻は、本展に先駆け、⻘森県内各地の⾵物や⾃然、信仰の形などを取材。⼈々の声に⽿を傾けるなかで、⼈や⾃然、物質世界や精神世界の⽣と死が円環を成すような死⽣観というテーマにたどり着いた。
会場では、近年の代表作のひとつ 「Liminal Air Space-Time」のシリーズを初めとする新作インスタレーションを中⼼に公開。同シリーズでは、⼀枚の薄い布が⼤きく波打つように有機的に動き、⼈々のなかに眠っている⾝体感覚を呼び覚ます。
弘前の⼟地と⼈々の記憶が堆積し、展⽰空間へと⽣まれ変わった美術館に⼤巻の紡ぐ再⽣と創造の物語が重なり合う。
⼤巻は1971年岐⾩県⽣まれ。神奈川県在住。 「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開している。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である⾝体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧でとらえどころのない 「存在」に迫るための⾝体的時空間の創出を試みている作家だ。
主な個展に 「存在のざわめき」(関渡美術館、台湾 / 台北、2020)、 「まなざしのゆくえ」(ちひろ美術館・東京、2018)、 「存在の証明」(彫刻の森美術館、神奈川、2012年)などがある。あいちトリエンナーレ(愛知、2016)、⼤地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟、2014〜)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(オーストラリア / ブリスベン、2009)、横浜トリエンナーレ(神奈川、2008)などの国際展にも多数参加。
これまで、アジアやヨーロッパなど、世界各地でその⼟地の⾵⼟や記憶を反映させた作品を発表してきた大巻は、本展に先駆け、⻘森県内各地の⾵物や⾃然、信仰の形などを取材。⼈々の声に⽿を傾けるなかで、⼈や⾃然、物質世界や精神世界の⽣と死が円環を成すような死⽣観というテーマにたどり着いた。
会場では、近年の代表作のひとつ 「Liminal Air Space-Time」のシリーズを初めとする新作インスタレーションを中⼼に公開。同シリーズでは、⼀枚の薄い布が⼤きく波打つように有機的に動き、⼈々のなかに眠っている⾝体感覚を呼び覚ます。
弘前の⼟地と⼈々の記憶が堆積し、展⽰空間へと⽣まれ変わった美術館に⼤巻の紡ぐ再⽣と創造の物語が重なり合う。