EXHIBITIONS

自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート

ロバート・ジョン・ソーントン 『フローラの神殿』より「植物に愛を射込むクピド」 1798-1807年刊 当館蔵

『キリストの生涯注解』より一葉 1482年頃刊 当館蔵

バシリウス・ベスラー 『アイヒシュテット庭園植物誌』より一葉 (初版1613年) コノサーズ・コレクション東京

 町田市立国際版画美術館で 「自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート」展が開催される。

 本展は、15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌・博物学)とアート(美術・技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然の姿を紹介するもの。展示は、「想像と現実のあわい―15、16世紀」「もっと近くで、さらに遠くへ―17、18世紀」「世界を分け、腑分け、分け入る―18、19世紀」「デザイン、ピクチャレスク、ファンタジー」の4章で構成。

 人間が自然物や自然環境、動物や植物、肉眼ではとらえることができない微小な生物、地球上の地勢や地質などを記録してきた歴史を知り、紙上のビオトープとも言うべき世界を堪能できる展示となる。