EXHIBITIONS

メモリアル 節目を迎えた日本画家たち

2023.03.01 - 05.31

横山大観 乾坤輝く 1953 足立美術館蔵

横山大観 無我 1897 足立美術館蔵

川合玉堂 春雨 1942年頃 足立美術館蔵

 足立美術館で「メモリアル 節目を迎えた日本画家たち」が開催されている。

 足立美術館のコレクションは、創設者である足立全康(1899〜1990)によって収集されたものであり、そのなかには横山大観を中心とする近代日本画の巨匠たちによる数多くの名品が含まれている。そして現在でも足立全康の収集したコレクションを軸にコレクションの拡充が行われている。

 本展では、足立美術館所蔵品のなかから大観をはじめ、川合玉堂、小林古径、安田靫彦、橋本関雪など、2023年に生年・没年の節目を迎えた日本画家たちの作品を紹介。大観の作品については画業の転換期や時代ごとに描かれた名作が展示され、玉堂、古径、靫彦、関雪らの作品については初期または後期の代表作、あるいはその両方が展観。

 節目を迎えた日本画家たちの記念碑的な作品は、近代日本画を語るうえで欠かせない重要な作品とも言えるだろう。ぜひ注目してほしい。