EXHIBITIONS

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「消息の将来」展

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Appearance(1978-) 2022 © SAGYO,Tokyo

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Weight[Human ball] 1978 © SAGYO,Tokyo

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー Watch 1966-67 © SAGYO,Tokyo

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー S.A.G. 銀行券 / one eye 1997 © SAGYO,Tokyo

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー 甘い生活 1995 / A.T.C.G. / インターコース [東京バージョン] マルセル・デュシャン(1887-1968)とエルヴィ
ン・シュレーディンガー(1887-1961)に捧げる 1993-95 © SAGYO,Tokyo

 シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの個展「消息の将来」が開催。BankART KAIKO と BankART Stationの2館を使った大規模な展示となる。

 シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは、現在の滋賀県大津市出身。1964年から制作を始め、滋賀県立膳所高校在学中にはハプニング「草地」を発表。その後、実験的な映像作品や写真、インスタレーションなどを手がけ、近年は海外を中心に個展を開催し、昨年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に作品が収蔵された。

 再び注目される1960年代後半の文化芸術を体験した現存作家のひとりであり、半世紀を超えて現役で制作を続けているガリバー。本展では、日本ではまだ詳らかに知られていない、ガリバーの活動を紹介するとともに、新作を展示する。

 なお本展は、池田修(1957〜2022)が最後に企画した3つの主催展覧会のうちのひとつにあたる。