1974年長野県生まれの山田純嗣は、2000年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科研修生油画専攻を修了。近年では、個展「絵画をめぐって」(Bunkamura Gallery)やグループ展「BIWAKO BIENNALE 2016 見果てぬ夢 Eternal Dream」(滋賀県近江八幡旧市街)、「第二回上海半島美術館日本版画招待展2016」(上海半島美術館)などに参加した。
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美術史上の名画を立体化してジオラマを制作し撮影、その写真の上に銅版画やペインティングを重ね、既存の絵画を再構築する手法で作品を制作する山田。
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本展では、葛飾北斎やマティスなどの「影のない」作品をモチーフとして、「絵画とは何か」という問いについて考察する新作約10点を展示する。
なお山田は、12月16日から開催される「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」(東京ステーションギャラリー)にも出品、18年1月13日にはアーティストトークも予定されている。
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