PREMIUM

名画と建築の共演。生まれ変わったナショナル・ギャラリーのセインズベリー・ウィングをレポート

2023年2月から閉館していたロンドンのナショナル・ギャラリーのセインズベリー・ウィングが2年以上にわたる改装を終えて再オープンした。同ウィングの広々としたエントランスやギャラリーへと続く光あふれる階段などのインテリアとともに、常設展全体も大きく変わり話題を集めている。

NEWS / REPORT

造形作家の「起こし絵」をつくる。『美術手帖』2025年7月号は「岡﨑乾二郎」特集

『美術手帖』2025年7月号「岡﨑乾二郎」特集が6月6日に発売される。東京都現代美術館で開催中の「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」展(~7月21日)にあわせた本特集では、岡﨑の頭の中に折り畳まれている「彫刻の仕組み」「絵画の仕組み」「批評の仕組み」等に注目。第三者の視点も交えながら解き明かすことで、この造形作家の「起こし絵」を立体的に立ち上げることを試みる。また、アーティスト・インタビューでは、アートコレクティブMSCHF(ミスチーフ)を取り上げる。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

第57回

WORLD REPORT「花蓮/台北」:固有の自然や環境に向き合うことで私たちの「いる場所」を表現し、定義する

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「花蓮/台北」では、「2024 PALAFANG 花蓮跳浪芸術祭」と台湾近代を代表する画家・陳澄波の記念展「走揣・咱的所在─陳澄波百三特展」を取り上げる。台湾ならではのアイデンティティを顕在化するような2つの展示を、栖来ひかりが読み解いていく。

PREMIUM

第56回

WORLD REPORT「デュッセルドルフ」:ゲルハルト・リヒターの未公開作品に見る 私的な記憶と新たな側面

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2025年4月号の「デュッセルドルフ」では、クンストパラスト美術館で開催されたゲルハルト・リヒターの個展「ゲルハルト・リヒター、隠れた秘宝」を取り上げる。近年数多くの展覧会が開催されたリヒターの、未だ知られざる作品が並んだこの展覧会を河内秀子が紹介する。

PREMIUM

「ブラック・ダンディズム」とは何か──メット展が映し出す黒人紳士服の系譜

メット・ガラ2025のテーマは「Tailored for You」。同時期に開幕した黒人の紳士服文化「ブラック・ダンディズム」に焦点を当てた回顧展は、ファッションを超えた自己表現の歴史をたどる試みでもあった。18世紀から現代まで、装いを通じて社会の境界線を越えてきた黒人たちの姿を通じて、「仕立て服」が伝える物語を探る。

INSIGHT